直木賞作家・辻村深月さんのベストセラー小説を映像化した朝が来るは、フジテレビで2016年6月4日から7月31日にかけて放送されました。
朝が来るは、特別養子縁組によって母になった女性と子供の生みの親で女性の心の葛藤が描かれるヒューマンドラマです。
この記事では、朝が来るの再放送や見逃し配信の予定、最終回のネタバレを含むあらすじ、キャストや主題歌などの情報をわかりやすく解説しています。
朝が来るの再放送の予定は?
朝が来るの再放送の予定はありません。
フジテレビの動画配信サービスFODでは、放送された全話視聴可能です。
朝が来るのあらすじ
栗原佐都子(安田成美)は、大学卒業後に就職した出版社の同期だった清和(田中直樹)と結婚。
今は夫と息子の朝斗(林田悠作)の3人で幸せに暮らしている佐都子の所に「子供を返して欲しいんです。」という電話がかかってきます。
電話の相手が片倉ひかり(川島海荷)を名乗るのを聞くと、佐都子はハッとして記憶は過去へと戻ります。
佐都子と清和夫妻は、子供ができず不妊治療を始めますが、清和が無精子症だということがわかり治療断念して、養子を迎えることを決断します。
ニュースで知った特別養子縁組支援団体「ベビーバトン」に登録していた佐都子と清和は、養子として朝斗を引き取り大切に育ててきたのでした。
朝斗の実の母親・片倉ひかりは14歳の時に同級生との間にできた朝斗を出産します。
中学生なのに出産したという事実を重く見た両親は、ひかりの意思を無視して朝斗を養子に出すことを決めてしまい、その後、朝斗は佐都子と清和夫妻に引き取られていました。
そんな中、佐都子の所にひかりからまた電話がかかってきて「嫌ならお金を用意して。学校や本人にばれたら困るでしょ」と今度は脅迫まがいの言葉を並べます。
佐都子は清和とよく相談してひかりと会うことを決意します。
約束の日になって、ひかりを名乗る女性が現れると佐都子は清和は違和感を感じます。
佐都子は清和は朝斗を養子として引き取る際にひかりとは会っていて顔を知っていたましたが、目の前に現れた女性は金髪の派手な姿で、記憶の中のひかりとは別人に見えます。
実は佐都子と清和は子供を引き取る際、当時中学生の片倉ひかりに特別に一度会っていました。
ところが現れた女性は、佐都子と清和の記憶の人物とはまるで違ったのです。
佐都子と清和が「あなたは片倉ひかりではありませんね?」と尋ねると…。
ドラマは特別養子縁組で引き取った息子・朝斗に、佐都子&清和夫婦が、本当の親ではないという事実を伝えつつ、周りからの理解もへと、家族としての絆を深める様子が描かれます。
親からも恋人からも見捨てられ孤独に人生を送っていた朝斗の実の母親・ひかりは、犯罪に手を染めるなど苦労しますが、最終的に人生の希望を見出すクライマックスは感動的です。
ひかりを演じる川島海荷さんは清楚なイメージがありましたが、髪の毛を金色に染めて体当たりでひかりを演じて、女優として一皮向けた演技を披露しているのも本作の見どころです。
ネタバレ注意!朝が来るの最終回の内容は?
ひかりが失踪してしまったことを聞いた母の咲子( 赤間麻里子)は、ひかりがまた迷惑をかけたと失望を見せます。
するとひかりの姉・茜(小島梨里杏)が、本当は家からお金を盗んでいたのは自分だと明かします。
これまで親を失望させたなく言い出せなかったのですが、このままでは、ひかりと母の関係がダメになってしまうと本当のことを話しました。
2人の話を聞いていた佐都子は、ひかりが「きらきら星」を弾いていたことを伝えます。
「きらきら星」は咲子がひかりによく聞かせていた曲で、咲子はひかりのことをちゃんと愛していましたが、時に、母の重たすぎる愛情がプレッシャーになり関係がうまくいかなくなっていました。
実は、ひかりは朝斗にも「きらきら星」を聞かせていて、これを覚えていた朝斗はオモチャのピアノでこの曲を弾いていました。
咲子からひかり、ひかりから朝斗へと曲が受け継がれているのを知って咲子は、ひかりと咲子の仲が修復することを願いします。
その夜、ひかりから実家に自分のことは忘れてほしいという手紙が届きます。
どこにも行くあてがなくなっていたひかりは、公園のベンチに座っていると見知らぬ女性が話しかけてきます。
彼女に興味を持ったひかりは、豚の貯金箱を見せ店を始めたいという夢を語ります。
そのままこの女性の部屋で一夜を過ごすと、別の女性が現れ、ひかりを部屋に連れてきた女性は手グセが悪いことを話すと、案の定、ひかりが大事にしていた豚の貯金箱は無くなっていました。
部屋を追い出されバラバラになった豚の貯金箱を発見したひかりは人生に絶望します。
佐都子が朝斗を迎えに行った帰り道、「四葉のクローバーを探したい」と言い始めます。
”広島のおかあちゃん”と呼ぶひかりに、朝斗は幸せになってもらいたいのでした。
朝斗の気持ちを知った佐都子は、行方不明になったひかりを探すことを決意します。
その頃、ひかりから浅見に、広島の「ベビーバトン
の寮で朝斗と一緒に過ごした時間が一番幸せだったという電話がかかってきます。
ただならぬ様子のひかりを心配した浅見が会話を続けようとすると充電がなくなり電話切れてしまいます。
「きらきら星」の歌詞を口ずさみながら、昔を思い出していたひかりは橋の上にいて自殺する覚悟を決めていました。
「さようなら、ちびたん(朝斗)」と言い残してひかりが橋から飛び降りようとすると…。
間一髪のタイミングで朝斗を連れた佐都子が現れひかりの自殺を止めます。
佐都子は、一度はひかりを追い返したこと謝り、朝斗は「やっと会えたね!」話しかけます。
朝斗は「お父さん、お母さん、僕、広島のおあかちゃん」とひかりにプレゼントした四葉のクローバーの意味を語ります。
ひかりは、もう一度人生をやり直して前を向いて生きていこうと誓います。
それから数ヶ月後、ひかりは恩人の白川朱美(MEGUMI)と一緒に定食屋で働き、疎遠だった家族とも連絡を取るようになっていました。
そして、朝斗の誕生日には、おめでとうの手紙を送るなど、”広島のおあかちゃん”として息子との交流も続くのでした。
朝が来るのキャスト
川島海荷
片倉ひかり役で出演。
ひかりは、14歳で朝斗を出産するものの養子縁組に出すことになります。
親との関係が悪化したこともあり、17歳で家出して広島の「ベビーバトン」で暮らすようになります。
川島海荷さんの主な代表作としては、「怪物くん」、「パパドル!」、映画「星守る犬」などの作品があります。
安田成美
栗原佐都子役で出演。
佐都子は、養子縁組で朝斗を息子として迎え入れ夫と3人幸せに暮らしていましたが、突然、ひかりが現れてからは翻弄されることになります。
安田成美さんの主な代表作としては、「ラブストーリーは突然に」、「ドク」、NHK連続テレビ小説「てっぱん」などの作品があります。
石田えり
浅見洋子役で出演。
特別養子縁組支援団体『ベビーバトン』代表でもある洋子は、孤独を抱えるひかりを優しく受け入れ、ひかりも洋子のことを慕うようになります。
石田えりさんの主な代表作としては、映画「遠雷」、「釣りバカ日誌」シリーズ 、「金曜日の妻たちへ」などの作品があります。
朝が来るの主題歌やアーティスト情報
朝が来るの主題歌「もし私が忘れるようなことがあったら」が歌うのは、フランス出身の歌手ZAZ(ザーズ)さんです。
ZAZさんの代表作としては、「JE veux 」「 Si jamais j’oublie 」「Sous le ciel de Paris」などの楽曲があります。
朝が来るのみんなの感想
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