2016年韓国KBS2ドラマ 全4話。演出キム・ヨンス。脚本チェ・ヒョビ(2014年KBSミニシリーズ公募優秀当選作)
裕福な家庭に嫁ぎ、愛する夫と子供たちにも恵まれ幸せな暮らしを送る主婦ウンジュ。しかし、ある一人のベビーシッター、ソクリュが現れてから壊れていく家庭。幸せだったウンジュの運命が狂い始める。
不倫、復讐、更には殺人事件と、最後まで分からない展開が繰り広げられる、ミステリー&スリラードラマ。チョ・ヨジョン、キム・ミンジュン主演に加え、新人女優シン・ユンジュが謎めいた魅惑のベビーシッターを演じる。
ベビーシッターのあらすじ
物語は主人公ウンジュの変わり果てた姿と殺人の告白から始まる。彼女は三人を殺害した極悪非道な殺人者として警察に追われてから27日が経ち自首することを決意した。その前に自ら記者を呼び、事件の全貌を話すことにしたのだ。
かつてウンジュは夫サンウォンと恋愛結婚をして裕福な家に嫁ぎ、子供たちも授かり何不自由ない幸せな暮らしをしていた。
ある日双子を産んだことをきっかけにベビーシッターを雇うことにした。現れたベビーシッターは若く教養もあり、どこか謎めいた魅惑的な女ソクリュだった。
聞けばサンウォンの大学の後輩であることがわかり、二人は徐々に親しくなっていく。サンウォンがソクリュに好意を持っていることに気付いたウンジュは警戒する。
また、サンウォンの友人であるヨンギュンまでもがソクリュを気に入り、デートへ誘い出すようになる。そんな二人の様子を見ているうちにサンウォンは、ソクリュへの気持ちが高まり、ウンジュの心配していた事が起こってしまうのだ。
ある日サンウォンの実家へ子守りとしてベビーシッターのソクリュも同行した。彼女の教養の高さに両親まで彼女を褒め、気に入った。そんな中サンウォンとソクリュは越えてはならない一線を越えてしまう。
徐々に変貌していくソクリュの態度にウンジュは恐れを抱くようになる。なぜ、ソクリュはウンジュの家庭にベビーシッターとしてやって来たのか?なぜウンジュは3人も殺害してしまったのか?果たして本当にウンジュが殺したのか?
幸せだったウンジュにあの日ソクリュが現れてから一体何が起こったのだろうか。最後に明らかになる真相とは、、、。
ベビーシッターのキャスト
チョ・ヨジョン(チョン・ウンジュ役)
裕福な家に嫁ぎ、優しい夫と愛する子供も居る幸せな暮らしを送る主婦。ある日突然殺人者になってしまった彼女に何が起こったのか。あるベビーシッターが現れてから彼女の人生は狂い出す。
1981年生まれ。1997年 雑誌「Ceci」にてモデルとしてデビュー。2016年KBS演技大賞連作連幕劇賞(女性部門)を授賞した。
「最後の戦争」「ホ・ジュン~朝鮮王朝を揺るがした男~」「愛情の条件」「どれだけ好きなの」「銭の戦争 オリジナル」「ロマンスが必要」「離婚弁護士は恋愛中」
シン・ユンジュ(チャン・ソクリュ役)
ウンジュとサンウォン夫婦の元に現れた若きベビーシッター。どこか影のある魅惑的で頭の良い彼女にウンジュの周りの人は皆好意を持ち始めるが、、、。
1995年10月14日生まれ。170cm48kg。シムエンターテイメント所属。2016年映画「ドンジュ」でデビューを果たす。オーディションでイ・ジュンイク監督に見出され、ヒロインに抜擢された。新人女優。本作が2作目の出演作。
キム・ミンジュン(ユ・サンウォン役)
裕福な家庭の5代目。ウンジュの夫。厳格な性格の持ち主。ベビーシッターのソクリュに急速に惹かれていく。
1976年7月24日生まれ。1995年ファッションショーS/S New Wave in Seoulにてモデルとしてデビュー。2003年映画「天国からの手紙」で俳優としてデビューを果たす。
同年にMBCドラマ「チェオクの剣」で剣士チャン・ソンベク役を演じたことでブレイクする。多彩な役を演じる実力派俳優。
「アイルランド」「プラハの恋人」「チング~愛と友情の絆~」「家政婦たち」「ソナム女子高探偵団」
イ・スンジュン(ピョ・ヨンギュン役)
ユ・サンウォンの友人であり、スンジュンもまたベビーシッターのソクリュに一目惚れしてしまい、結婚へ、、、。
1973年生まれ。B型。ソウル芸術大学演劇学科卒。1999年演劇でデビュー。「Dr.JIN」「恋愛の発見」「カフェ・アントワーヌの秘密」「太陽の末裔」「ウォンテッド」「秘密」(2013KBS)「ゴハン行こうよ2」「ヴァンパイア検事」
キム・サンホ(チョ・サンウォン役)
物語の冒頭にウンジュが呼び出した記者。全てを世間に伝えるよう頼まれるが、、、。1970年生まれ。1994年舞台俳優としてデビュー。
2004年「ビッグ・スウィンドル」でスクリーンデビューを果たす。映画 「チャンプ」「食客」など。
ドラマ 「風の国」「トリプル」「シティーハンターin Seoul」「棚ぼたのあなた」「刀と花」「ドクター異邦人」など。
イ・ウォンジョン(サンウォンの父親役)
企業家。1966年1月1日生まれ。1990年劇団ミチュに入団。2002年ドラマ「野人時代」でシルム(韓国相撲)の選手を演じ、SBS演技大賞助演賞を授賞した。2008年KBS演技大賞週間劇部門男優秀演技賞授賞。
「一枝梅~イルジメ~」「海神~ヘシン~」「銭の戦争 ボーナスラウンド」「乱暴(ワイルド)なロマンス」「赤道の男」「ボディーガード」「匂いを見る少女」「最強配達人」など数多くの作品に出演している。
ベビーシッターに使われるアーティストや楽曲など
Kim Sawol(キム・サウォル)「Bedside」
音楽家。自ら作詞作曲を手掛ける女性シンガーソングライター。2015年にリリースしたファーストソロアルバム「Suzanne」は2016年に第13回Korean Music Awards(KMA)にて「The Best Folk Album」賞を授賞した。
他アルバム
2017年「7102」リリース。
またベビーシッターのオープニングに使われている楽曲は韓国の伝統音楽「スム」というタイトルである。
韓国伝統音楽では弦楽器、管楽器、打楽器を用いた独特の文化が表現されている。パク・ジハという女性アーティストによって演奏され、今もなお伝統音楽を大事に伝えている。
ベビーシッターのみんなの感想
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